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SLAとは?カスタマーサポートでの設定例と運用のポイント

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記事概要:SLAの基本を解説。SLOとの違い、カスタマーサポートで設定すべき項目、優先度マトリクス、テンプレート、自動化による運用改善方法まで紹介します。

 
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カスタマーサポートでは、顧客からの問い合わせに対して「どのくらいの時間で対応するのか」「いつまでに解決するのか」という基準を明確にすることが重要です。

SLA(Service Level Agreement)は、企業と顧客の間でサービス品質の基準を定める仕組みです。一次回答時間、問題解決までの時間、対応可能な時間帯などを明確にすることで、顧客へ安定したサービスを提供すると同時に、サポートチームの運用目標を設定できます。

SLAとSLOの違い

SLAは、企業が顧客に対して約束するサービス基準です。例えば、「問い合わせ受付後30分以内に一次回答する」「緊急トラブルは4時間以内に対応する」といった内容が該当します。

一方、SLO(Service Level Objective)は、企業内部で設定するサービス目標です。「95%の問い合わせを30分以内に返信する」といった目標を設定し、チームのパフォーマンス改善に活用します。

SLAは顧客との約束、SLOは社内改善のための指標として使われることが多く、両方を組み合わせることで、サービス品質を継続的に向上できます。

設定すべき項目(一次回答/解決時間/稼働時間)

SLAを設定する際は、業務内容や顧客ニーズに合わせて具体的な項目を決める必要があります。

一次回答時間

一次回答時間とは、顧客が問い合わせを送信してから、最初の返信を受け取るまでの時間です。顧客は問題解決までの時間だけでなく、「きちんと対応してもらえている」という安心感も重視します。

例えば、チャットサポートでは数分以内、メール対応では数時間以内など、チャネルごとに適切な基準を設定します。

解決時間

解決時間は、問い合わせ受付から問題解決までに必要な時間です。簡単な操作案内と、技術的なトラブルやクレーム対応では必要な時間が異なります。

すべての問い合わせに同じ基準を設定するのではなく、問題の重要度や複雑さに応じて設定することが重要です。

稼働時間

稼働時間とは、問い合わせ対応を提供する時間帯です。平日の営業時間のみ対応するのか、24時間365日対応するのかを明確にします。

近年では、AIチャットボットや自動応答を活用し、有人対応時間外でも顧客をサポートする企業が増えています。

チケットシステム

優先度マトリクスの作り方

問い合わせには緊急度や影響範囲の違いがあります。そのため、SLAを効果的に運用するには、問い合わせごとの優先順位を設定する必要があります。

一般的には、問題の影響度と緊急度を基準に分類します。

P1(最優先)

サービス停止など、多数の顧客へ影響する重大な問題。即時対応や責任者へのエスカレーションが必要です。

P2(高優先)

一部顧客に影響する問題。一定時間以内の対応と進捗報告が求められます。

P3(通常)

一般的な質問や操作方法の確認など、標準フローで対応できる問い合わせです。

優先度を明確にすることで、限られた人員でも重要な問題から効率的に対応できます。

設定例テンプレート

SLAを作成する際は、以下のような項目を整理すると運用しやすくなります。

対象範囲

対象となる製品、サービス、問い合わせチャネルを明確化します。

対応時間

例:

通常問い合わせ:営業時間内対応
緊急問い合わせ:24時間以内に初回対応

一次回答基準

一般問い合わせ:30分以内
重要問い合わせ:10分以内

解決目標

一般的な問い合わせ:24時間以内
複雑な問題:72時間以内に解決または進捗報告

エスカレーションルール

対応期限を超える可能性がある場合、担当者や責任者へ自動的に通知します。

企業ごとに問い合わせ内容や顧客ニーズは異なるため、自社のサービス形態に合わせて調整することが大切です。

違反を防ぐ自動化

SLA運用で大きな課題になるのが、対応期限の管理です。問い合わせ数が増えると、担当者がすべての案件を手動で確認することは難しくなります。

そのため、問い合わせ管理システムの自動通知機能やチケット管理機能を活用する企業が増えています。期限が近づいた問い合わせを自動で通知したり、担当者へ適切に割り振ったりすることで、SLA違反のリスクを減らせます。

オムニチャネル

Udeskの事例:ソニーのカスタマーサポート改善

ソニーでは、多様な製品に関する問い合わせが増加する中で、顧客へ迅速に情報を提供する仕組みづくりが課題となっていました。UdeskはAIチャットボット、ナレッジベース、問い合わせ管理機能を提供し、よくある質問への自動対応やオペレーターの情報検索を支援しました。

これにより、問い合わせ対応の効率化とサービス品質の向上を実現しました。SLAを安定して運用するには、対応時間を設定するだけでなく、必要な情報をすぐ取得できる環境や、対応状況を管理できる仕組みを整えることが重要です。

見直しサイクル

SLAは一度設定したら終わりではありません。事業規模、問い合わせ内容、顧客ニーズの変化に合わせて定期的に見直す必要があります。

例えば、ほとんどの問い合わせが設定時間より早く解決できている場合は、基準を改善できる可能性があります。一方で、継続的にSLA違反が発生している場合は、人員不足、業務フロー、設定基準などを確認する必要があります。

見直しでは、SLA達成率だけでなく、CSAT(顧客満足度)、FCR(一次解決率)、AHT(平均処理時間)などの指標も合わせて分析すると、より効果的な改善につながります。

まとめ

SLAは、カスタマーサポートの対応品質を標準化し、顧客との信頼関係を築くための重要な仕組みです。一次回答時間、解決時間、優先度ルールを明確に設定し、自動化ツールを活用することで、安定したサービス提供が可能になります。

Udeskは、AI客服、問い合わせ管理、ナレッジ管理、全チャネル対応などの機能を通じて、企業のカスタマーサポート運営を支援しています。SLAを活用した効率的なサポート体制づくりにも貢献します。

FAQ

Q1:SLAはカスタマーサポートでなぜ必要ですか?

A:対応時間やサービス基準を明確にすることで、顧客へ安定したサービスを提供でき、社内でも対応目標を共有できます。

Q2:SLAは短く設定するほど良いですか?

A:必ずしもそうではありません。顧客ニーズ、問い合わせ内容、人員体制を考慮し、実現可能な基準を設定することが重要です。

Q3:SLA違反を防ぐにはどうすればよいですか?

A:問い合わせ管理システムの通知機能や自動振り分けを活用し、期限管理を自動化することでリスクを減らせます。

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本記事はUdeskのオリジナルであり、転載する際は出典を明記してください:https://www.udesk.jp/blog/news/guide/5899/

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