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FAQを作ったのに問い合わせが減らない理由|検索・回答・ナレッジ改善の方法

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記事概要:FAQを作っても問い合わせが減らない理由を解説。検索性や回答内容だけでなく、企業ナレッジの整理・更新まで含めたFAQ改善と、LLMナレッジベースの活用方法を紹介します。

 
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「FAQを増やしたのに、問い合わせがなかなか減らない」

カスタマーサポートでは、FAQを整備しただけでは顧客の自己解決につながらないケースがあります。FAQそのものが見つからない、回答を読んでも知りたい情報が足りない、複数の資料に異なる情報が残っているなど、原因は一つではありません。

FAQ 問い合わせ削減を実現するには、FAQの「数」ではなく、顧客が必要な情報へたどり着き、正しい回答を得られる状態を作ることが重要です。

本記事では、FAQ 改善 問い合わせ削減につながる4つのポイントを整理し、さらに企業内の情報をAIによる顧客対応へ活用するためのナレッジ管理について解説します。

FAQを増やしても問い合わせが減らない4つの理由

FAQを作ったにもかかわらず問い合わせが減らない場合、まず「FAQがあるか」ではなく、顧客がその情報を使える状態になっているかを確認します。

代表的なのは次の4つです。

1. 必要なFAQを見つけられない

顧客が「注文をキャンセルしたい」と入力しても、FAQのタイトルが「注文変更・契約条件」など社内用語中心になっていれば、目的の情報にたどり着けない可能性があります。

2. 回答が途中で止まっている

「返品できます」と書かれていても、対象条件、手続き方法、必要な情報が分からなければ、顧客は再び問い合わせることになります。

3. FAQの内容と実際の運用が一致していない

商品仕様や料金、返品条件などが変更されてもFAQが更新されていなければ、正しい情報を提供できません。

4. 情報が複数の場所に分散している

FAQ、社内マニュアル、商品資料、対応履歴などに情報が分散していると、担当者もAIも必要な情報を探すのに時間がかかります。

この4つを見れば、「FAQをもっと増やそう」という対策だけでは不十分な理由が分かります。

ナレッジベースシステム

「検索できるFAQ」と「答えられるナレッジ」は違う

FAQ 改善 問い合わせ削減を考えるとき、もう一つ意識したいのが「検索」と「ナレッジ」の違いです。

FAQは顧客が直接見る情報として非常に重要ですが、カスタマーサポートで必要になる情報はFAQだけとは限りません。

例えば、商品仕様、社内マニュアル、対応ルール、過去に蓄積した業務知識なども、問い合わせへの回答には関係します。

仮に「返品について知りたい」という問い合わせが入った場合、顧客向けFAQには基本ルールが書かれていても、オペレーター側では例外条件や商品カテゴリー別の対応ルールを確認する必要があるかもしれません。

そのため、AIを活用する場合は、顧客向けFAQだけではなく、企業内にある関連情報をどう整理し、必要な場面で参照できるようにするかが重要になります。

Udeskでは、このような企業知識を管理・活用するための「LLMナレッジベース」を提供しています。Udeskの公式記事では、AIチャットボットとナレッジベースを組み合わせ、FAQやマニュアルなどの企業ナレッジを回答に活用する運用が紹介されています。

ここで重要なのは、LLMナレッジベースを「FAQを置いておく場所」と考えないことです。

AIが顧客からの質問に回答するためには、必要な情報を検索し、適切な内容を参照し、その情報をもとに回答する流れが必要になります。

LLMナレッジベースで何が変わるのか

従来型のFAQ管理では、「質問」と「回答」を一つずつ登録する考え方が中心になりやすいでしょう。

しかし、実際の問い合わせはFAQのタイトル通りに入力されるとは限りません。

例えば企業側では、

「返品手続き」

と呼んでいても、顧客は、

「商品を返したい」
「買ったものをキャンセルしたい」
「返品したいけどどうすればいい?」

のように質問します。

生成AIを活用した顧客対応では、こうした表現の違いを踏まえながら、企業側が管理している情報を検索し、その内容をもとに回答する設計が重要です。

Udeskの公式情報でも、RAGを利用してFAQ、マニュアル、商品情報、利用規約などから関連情報を検索し、その結果をもとにAIが回答する仕組みが説明されています。また、RAGを導入するだけで十分ではなく、参照するナレッジ自体の品質や更新状態が重要だとされています。

つまり、AIの回答品質を高めたいなら、AIモデルだけを見るのではなく、AIが参照する知識そのものをどう管理するかを見る必要があります。

4PXの事例から見るナレッジ活用

この考え方を具体的に見るうえで、Udeskが公開している4PXの事例が参考になります。

越境物流サービスを展開する4PXでは、グローバル展開に伴う問い合わせ増加や複数チャネルへの対応が課題となっていました。

Udeskの導入では、Webサイト、WeChat公式アカウント、モバイルアプリなど複数の顧客接点を統合するとともに、AIによる問い合わせ対応とナレッジ管理を組み合わせています。物流に関する一般的な問い合わせだけでなく、配送追跡データを呼び出せる仕組みも構築されています。

この事例で注目したいのは、「FAQを増やした」という話ではないことです。

顧客が求める情報を、実際の業務データや企業側のナレッジと組み合わせて回答へつなげています。

公開事例では、導入後に応答効率が30%以上向上し、ロボットによる問い合わせ対応が60%以上、運用コストが25%削減、研修期間が40%短縮されたとされています。

もちろん、これらは4PXの導入環境における実績であり、すべての企業で同じ結果になるという意味ではありません。

ただし、問い合わせ削減を考えるときに、「FAQを追加する」だけではなく、「必要な情報をAIが利用できる状態にする」という発想が重要であることは、この事例からも分かります。

カスタマーサポートツール

FAQ改善を進める具体的な手順

では、FAQ 問い合わせ削減を実際に進める場合、何から始めればよいのでしょうか。

最初に確認するのは、問い合わせ履歴です。

問い合わせが多いテーマを洗い出し、そのテーマについて、

「FAQは存在するか」
「顧客はFAQを見つけられているか」
「回答だけで問題を解決できているか」
「情報は最新か」

を確認します。

次に、FAQだけでは不足している情報を探します。

例えば、製品マニュアル、社内対応ルール、商品情報などに必要な内容があるなら、それらをナレッジとして整理します。

さらに、同じ内容について複数の資料が存在する場合は、どれを正しい情報とするのかを決めます。

この作業は、単純にFAQの件数を増やすよりも重要です。

LLMナレッジベースを導入するときの注意点

LLMナレッジベースを導入しても、ナレッジの品質管理が不要になるわけではありません。

古い資料が残っていれば、AIが誤った情報を参照する可能性があります。

また、一つの文書に異なるテーマを大量に詰め込んだり、同じ内容を複数の資料に異なる表現で記載したりすると、必要な情報を適切に検索しにくくなる場合があります。

Udeskの公式記事でも、生成AIを業務利用する際には、RAGだけではなく、ナレッジベースの整備、回答範囲の制御、有人対応への切り替えなどを組み合わせる必要があると説明されています。

したがって、導入後はAIの回答だけを見るのではなく、

「どんな質問で答えられなかったか」
「どの情報が不足していたか」
「どの資料を更新すべきか」

まで確認することが重要です。

まとめ

FAQ 問い合わせ削減を進めるなら、FAQの数を増やすだけでは十分ではありません。

顧客が情報を見つけられるか、回答だけで問題を解決できるか、情報が最新か、関連する社内ナレッジまで一貫して管理できているかを確認する必要があります。

特にAIによる顧客対応では、AIそのものよりも「AIが何を根拠に回答するのか」が重要です。

Udeskの「LLMナレッジベース」は、FAQだけに限定せず、企業内のナレッジをAIによる顧客対応に活用するための基盤として利用できます。AIチャットボットと組み合わせることで、企業が持つ知識を検索・回答へつなげる運用を構築できます。

FAQ

Q. FAQを増やしても問い合わせが減らないのはなぜですか?

FAQが見つけにくい、回答に必要な情報が不足している、内容が古いなど、FAQの「数」以外に問題がある可能性があります。問い合わせ履歴を確認し、顧客がどこでつまずいているのかを特定することが重要です。

Q. LLMナレッジベースとFAQ管理は何が違いますか?

FAQ管理は主に顧客向けの質問と回答を整理する仕組みですが、LLMナレッジベースではFAQだけでなく、マニュアルや製品情報など、AIによる顧客対応に必要な企業ナレッジを活用する考え方ができます。

Q. LLMナレッジベースを導入すればAIの誤回答はなくなりますか?

完全になくなるわけではありません。参照する情報が古かったり、質問に合った情報を取得できなかったりすると、誤回答が発生する可能性があります。そのため、ナレッジの更新、回答範囲の管理、必要に応じた有人対応を組み合わせることが重要です。

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本記事はUdeskのオリジナルであり、転載する際は出典を明記してください:https://www.udesk.jp/blog/news/guide/6226/

カスタマーサポートツールナレッジベースシステム問い合わせ管理システム

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